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2004年06月30日

Mac OSX のパッケージ作成ツール PackageMakerを使う。#4

Mac OSXのアプリケーションのインストーラー作成ツール、PackageMakerの第4回目です。


InstallationCheck、VolumeCheck についてもう少し詳しく。

InstallationCheck、VolumeCheckによるチェック


これらのスクリプトを用意して置くと、インストールの時に、インストールできるかどうかのチェックを行うことができる、と前回書いた。



これらのスクリプトで返す結果によって、PackageMakerで作成されたインストーラーの挙動を変えることができる。



例。スクリプトでの結果の返し方。

exit 127




で、下は返す結果と、インストーラーの示す挙動。








InstallationCheckスクリプト
返すコードチェックの結果備考
0成功何も起こらずインストールが続けられる。
32警告表示「インストールできません」と警告が表示される。警告のみで、実際のインストールは続けることは可能。
48〜63警告表示上と同じ警告だが、メッセージを指定できる。
64インストール中止インストールが中止させられる。
112〜127インストール中止上と同じインストール中止だが、メッセージを指定できる。








VolumeCheckスクリプト
返すコードチェックの結果備考
0成功何も起こらずインストールが続けられる。
32失敗インストールに失敗する。
48〜63失敗上と同じインストール失敗だが、メッセージを指定できる。



ローカライズされたインストール中止メッセージ


返すメッセージの指定には、Mac OSX独自のローカライズされたメッセージファイルを使う。


インストーラーは、

・InstallationCheckが原因でメッセージを表示する必要がある時は、InstallationCheck.string という名前のファイルから、
・VolumeCheckが原因でメッセージを表示する必要がある時は、VolumeCheck.string という名前のファイルから、

メッセージを取得して表示しようとする。




メッセージファイルは、


メッセージ1のキー="表示するメッセージ1";
メッセージ2のキー="表示するメッセージ2";

の形式を取る。




これらのメッセージファイルは、
ロケール名 + ".lproj"
という名前のディレクトリに格納しておくと、ユーザーのロケールのメッセージを表示できる。


・日本の場合は、Japanese.lproj
・英語圏の場合は English.lproj
というディレクトリに、そのロケールのメッセージファイルを入れると良い。




メッセージファイルのメッセージを取得するときのキーは、InstallationCheck、VolumeCheck、各チェックの返した結果によって変わる。



で、何故か、
InstallationCheck
・48〜63 は 32、
・112〜127 は 96、
VolumeCheck
・48〜63 は 32、

を引いた数のキーのメッセージを取得しようとする。
VolumeCheckで60を返した時は、
60 - 32 で
メッセージファイルのキー 28 のメッセージを表示しようとする、
ということです。



わかりづらい。。。



今日のまとめとしての例。


・ファイル構成
InstallationCheck
Japanese.lproj/InstallationCheck.string


・各ファイルの中身
InstallationCheck


#!/bin/sh
exit 120


Japanese.lproj/InstallationCheck.string

24="インストールできません。";



これらのファイルを、resourcesタブで指定したディレクトリに用意すると、
前記の表に従って (InstallationCheckで120の結果) インストールが中止され、
前述のとおり、キー "24" (120-96=24で) のメッセージが表示される。





今日はここまで。
resourcesタブはまだ続く予定です。


ではでは。
posted by 小見 拓 at 02:35| Comment(0) | TrackBack(0) | PackageMaker | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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