「 /usr/bin/cpan 」
このコマンドがどのようなものかは、
コマンド名からだいたい推測できると思います。
このコマンド一発で CPANシェル を起動させられます。
それでは実際に使ってみます。
環境は Mac OSX 10.3です。
このcpanコマンド自体は Fedora Core にも、Cygwin にも入ってました。
インストールするモジュールは HTML::TokeParser とします。
このHTML::TokeParserモジュールは、HTMLをパースして、指定のタグ内の文字などを取り出すときに使用するものです。
1
最初にこのコマンドを入力すると、
環境設定するように求められます。
sudo cpan
対話型インターフェースで環境設定を行います。
ほとんどの場合はEnter押していれば良いと思います。
デフォルトだと、ホームディレクトリに「.cpan」ディレクトリが作られて、そこに環境設定が保存されます。
2
環境設定が終わったら、CPANシェルに入れます。
cpanコマンド2度目以降は、直接この状態になります。
cpan>
3
指定のモジュールをCPANシェルを使ってインストールします。
cpan> install HTML::TokeParser
4
インストールが終わったら、CPANシェルを終了させます。
cpan> quit
5
正しくインストールされたか、試してみましょう。
インストールしたモジュールを使用するスクリプトを書いて、
(このファイル名は仮にparse.plとしておく。)
#!/usr/bin/perl
# parse.pl
use HTML::TokeParser;
my $file = shift;
my $p = HTML::TokeParser->new($file);
while ($p->get_tag('title')) {
print $p->get_text(), "\n";
}
下のように実行してみて、
HTMLファイルのtitleタグの中身が出力されていれば成功。
perl parse.pl HTMLファイル
6
CPANシェルでインストールすると、ドキュメントも一緒にインストールされるので、
perldoc HTML::TokeParser
とすれば、そのモジュールの詳しい使い方もわかる。
本日は以上。