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2005年01月12日

vimエディタで印刷自由自在 その6 -印刷時の文の折り返しと、行番号印刷-

今日もしつこくvimエディタの印刷に関する話題をやります。
今日の内容は、印刷時の文の折り返し指定と、行番号の印刷です。



vimエディタで、テキストを印刷する時、
printoptions にいろいろと設定しておくと、
その設定によって、印刷の結果が変わります。
印刷する時は :hardcopy コマンドで。
:hardcopy



今までの説明の中では、
left、right、top、bottom、header が出てきましたが、
今日説明するのは、印刷時の文の折り返しをコントロールする wrap です。

この wrap と、半角コロンに、「y」、もしくは、「n」 を printoptions に設定すると、印刷時の文の折り返しを変更することができます。
・「y」が、印刷時、1行が長い時に、折り返して印刷する指定、
・「n」が、折り返さないで、印刷する指定です。

wrap の設定例は、下のようになります。
行が長い時に、折り返して印刷
:set printoptions=wrap:y

折り返さずに印刷
:set printoptions=wrap:n




で、
印刷時に文を折り返さない時は良いとして(?)、
文を折り返す設定にして、1行が長い時、
どこまでが1つの行か、分かりづらくなってしまいますよね?

そういう時は、行番号を付けて印刷すると良いでしょう。


行番号を付けて印刷するには、
wrap と同じように、printoptions に、numberという項目で指定します。
・「y」が、行番号を付けて、印刷する指定、
・「n」が、行番号を付けないで、印刷する指定です。

number の設定例は、下のようになります。
行番号付きで印刷
:set printoptions=number:y

行番号無しで印刷
:set printoptions=number:n


wrap と、number を一緒にprintoptionsで指定する時には、
このように、それぞれの設定をカンマで区切りって指定します。
:set printoptions=wrap:y,number:y






ちなみに、今の所、説明していませんが、
:hardcopy コマンドは、
範囲を指定して、その範囲のみを印刷することもできます。
6行目から、18行目までの範囲を指定して印刷
:6,18:hardcopy


こういう範囲指定で印刷する場合に、行番号付きで印刷すると、
行番号は、ファイル内の行数で振られます。
(この例だと、行番号は 6 から始まります。)



今日は以上です。
ではでは〜、なのです。



posted by 小見 拓 at 03:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 印刷 (vimエディタ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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