エディタで編集する対象のファイルは、
いくつかの数少ないディレクトリに
まとまって置いてあることが多いと思います。
なので、
既にエディタで開いているある特定のファイルと、
同じディレクトリにあるファイルを開きたい、
ということは、よくあることです。
しかし、カレントディレクトリが
その開きたいファイルと同じディレクトリでない場合、
そのディレクトリまでのPATHの入力が必要になるので、
入力が少々面倒ですね。
そういう時には、
今回説明するCtrl-x (Ctrlキーを押しながらx) で
編集ファイルの親ディレクトリまでのPATHを補完してしまえば、
ファイル名の入力だけでファイルを開けるようになるので、
随分と楽になります。
Ctrl-xの使い方の例としては、
まず、ファイルを開くために、「:e」を入力。
:e
次に、半角スペースを1つ空けて、Ctrl-x を入力します。
(Ctrlキーを押しながらxキーを押す。)
Ctrl-x
すると、
編集中のファイルの親ディレクトリまでの
PATHが入力されるので、
カレントディレクトリは$HOMEで、
編集中のファイルは"/usr/local/include/readline/rltypedefs.h"です。
あとは、ファイル名を入力するだけで
編集ファイルと同じディレクトリにあるファイルを
開くことができます。
このCtrl-xは、他の状況でもなかなかに役に立ちますので、
覚えておくと良いと思いますよ。
このCtrl-xの機能はKaoriya版の機能です。
ちなみに、ファイル名の入力だけで、
編集ファイルと同じディレクトリのファイルを開く方法としては、
他に下のような方法を考え付きました。
[方法1]
CD.vimスクリプトを使う。
このスクリプトをインストールしておくと、
ファイルを開いた時、バッファを切替えた時に、
カレントディレクトリを、編集ファイルと同じディレクトリに変更します。
カレントディレクトリにあるファイルであれば、
ファイル名の入力だけで対象のファイルを開けます。
[方法2]
:CdCurrentコマンドを使う。
このコマンドを使用すると、カレントディレクトリを、
編集中のファイルと同じディレクトリに変更できます。
カレントディレクトリにあるファイルであれば、
ファイル名の入力だけで対象のファイルを開けます。
:CdCurrentコマンドはKaoriya版の機能です。
本日は以上です。
ではでは〜。